中古車を購入する際、車両本体価格だけを見ていると「思ったより費用がかかった！」と驚く人も少なくありません。実際には、購入時にさまざまな諸費用が加わり、総支払額は車両価格よりも高くなります。ここでは、中古車購入時に必要な諸費用をわかりやすくまとめました。
中古車購入時に必要な主な諸費用
1. 税金関連
- 自動車税（環境性能割）：購入時に課される税金で、排気量や燃費性能によって金額が変わります。
- 自動車重量税：車検の有効期間に応じて支払う税金。重量によって金額が決まります。
- 自動車税（種別割）：毎年4月1日時点の所有者に課される税金。購入月によっては月割で支払います。
2. 保険関連
- 自賠責保険：法律で加入が義務づけられている保険。車検期間に応じて加入します。
- 任意保険：必須ではありませんが、ほとんどのドライバーが加入する保険です。
3. 登録・手続き費用
- 登録手数料：販売店が登録手続きを代行するための費用。
- 車庫証明費用：警察署に車庫証明を申請する際にかかる手数料。
- 印紙代：登録や車庫証明などの申請時に必要。
4. 車両整備・その他費用
- 点検整備費用：納車前に行う整備点検の費用。
- 保証料：中古車保証を付ける場合に必要。
- リサイクル料金：車のリサイクルのために支払う料金。
諸費用の内訳まとめ（例）
| 項目 | 目安金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 自動車税（環境性能割） | 数千円〜数万円 | 燃費性能や排気量で変動 |
| 自動車重量税 | 5,000円〜20,000円程度 | 重量や車検残によって変わる |
| 自賠責保険 | 約20,000円〜30,000円 | 車検の残り期間により調整 |
| 登録手数料 | 10,000円〜30,000円 | 販売店によって差あり |
| 車庫証明費用 | 2,000円〜10,000円 | 地域によって異なる |
| リサイクル料金 | 約10,000円〜20,000円 | 購入時に一度だけ支払い |
| 整備点検費用 | 10,000円〜50,000円 | 整備内容により異なる |
諸費用を抑えるコツ
- 複数の販売店で見積もりを比較する
- 不要なオプションや保証をつけない
- 車検残が長い車を選ぶと費用を抑えやすい
- 自分でできる手続き（車庫証明など）は代行を依頼しない
まとめ
中古車購入時には、車両本体価格のほかに「税金」「保険」「手数料」「整備費用」などさまざまな諸費用がかかります。総支払額を把握するためには、見積もりをしっかり確認することが大切です。無駄な費用を省きつつ、安心できる範囲で諸費用を計画的に準備しておきましょう。